クロスを貼ってからでは遅い、住宅内装ボードの施工チェック
住宅でクロスを貼る場合
下地になる部分は石膏ボードで仕上げます。
主に洗面脱衣室は耐水ボードを使用します。
耐水ボードは色が違いますので種類は色で見分けます。
施工で特に注意しなければならないのが
ボードの段差がなく施工することです。
多少の溝はパテなどで修復しますが、段差は修正できず
クロスを貼ったときに施工の荒さとなって
表面に見えてきます。
クロス貼りの工事が悪いのではなく
下地が不良であれば何度クロスを貼り直したところで
直るものではありません。
主に目違い、ボードが浮き出て段差が生じているものは
すぐ修復してもらいます。
また、ビスが斜めになっている場合なども直さないと
ビスの丸い跡がクロスに浮き出ます。
奥に入ってくぼんでいる場合はパテの段階で平滑になります。
手で触って飛び出ているビスは要注意です。
クロスを貼ったあとにチェックしても直らないものなので
ボードの貼り終わり時に全数チェックするのが理想です。
現場担当の監督の仕事ですが、
質の悪い監督だと見てチェックしていないことがあります。
ハウスメーカー、工務店の担当にチェック体制を問いただしましょう。
一般にクロス貼りは貼りなおしても良くなっていくのに限界があります。
直せば直すほど悪くなって収拾が付かないという例も多く
後から泣き言を言うのが嫌であれば
下地の段階で入念にチェックして手直ししましょう。
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